小学校【プログラミング教育】何年生からどんな授業を受けている?作文の構成力や順序立てて説明する力もつく!

2020年から小学校でもプログラミング教育が導入されましたが、「プログラミング」という独立した教科があるわけではないのはご存知ですか?

「音楽×プログラミング」「算数×プログラミング」といった形で、学年ごとにいろいろな教科とコラボさせてプログラミング的思考を学びます。

小学校で学ぶプログラミングは、一般的な「プログラミング」とは少し違い、思考力を鍛えるのが目的なので、長い目で見て将来的にとても役立つ学びとなっています。

この記事は、学校のプログラミング授業の進め方や小学校で学ぶ論理的思考能力(ロジカルシンキング)についてまとめてあるよ

小学校のプログラミング教育はどんな勉強をする?

小学校プログラミングテキスト2

こちらは、実際に娘が小学4年生のときに学校のプログラミングの授業で使ったテキスト教材です。

数ページのうすいものですが、順序立てて考えられるようによくできています。

小学校プログラミングテキスト6

体育とのコラボ授業で、内容は「タグラグビー×プログラミング」。

  • 教材のテーマにそって戦略を考える
  • パソコンを使って自分の考えた勝ちパターンのシュミレーションをする
  • 実際に体を動かしてタグラグビーをする
小学校プログラミングテキスト5

昭和脳の私からすると、考えるのもイヤ!と思ってしまうのですが、子供はなんの違和感もなく楽しく戦略を練ったそうです。

簡単には身につかない「論理的思考」を、小学生のうちから自然と学べる環境はありがたいですね!

論理的思考能力が身につくと、作文の構成が上手にできたり、人にものを伝える力も養えそうなので、娘にはたくさん実践してほしいと思っています。

体育でプログラミング→「タグラグビーの戦術」を考える

プログラミング子供イメージ2

「タグラグビー×プログラミング」の授業内容は

  • どのような動きをすれば勝てるか、まずは「テキスト教材」を使って考える
  • パソコンを使い、それぞれが考えた勝ちパターンのシュミレーションをしてみる
  • 体育の授業では実際に考えたとおりに動いてみる→本当に勝てるか?

以上のような学習をしたそうです。(子供の話なので抜けているところもあると思います)

小学校プログラミングテキスト3

プログラミングはパソコンに向かってやるものだと思っていた私は、「体育でプログラミング???」と頭の中はハテナでいっぱいになりましたが、実際にテキストを見たらなるほど〜と納得しました。

「攻め」と「守り」の基本的な動きを学び、勝つためにはどういう動きをすればいいのかを考えて戦術をたてたとのこと。

小学校プログラミングテキスト1

いろいろなルールがあるなかで

  1. どのような動きの組み合わせが必要か
  2. 1つ1つの動きに対応した記号をどのように組み合わせたらいいのか
  3. どのように改善したら目的を達成できるか

などを分析しながら進めていったようです。

やわらかあたまの子供たちなら、素直な気持ちで考え、吸収していけそうなので、小学生からのプログラミング教育はとてもいいと思います٩꒰。•◡•。꒱۶’

小学校のプログラミング授業のためにやっておくといいこと

プログラミングおんなのこ

最近は、タブレットを使っているご家庭も多いと思いますが、プログラミングは指やタッチペンで画面にふれて操作をするわけではないので、マウスの使い方など基本的なパソコン操作に慣れておくことをおすすめします。

学校でもきちんと教えてくれますが、機会をみつけて自宅で少しずつ慣らしておくのもいいと思います。

小学生のプログラミングは自宅やスクールでの勉強が必要?

プログラミング男の子

今は小学生向けのプログラミングドリルがたくさん出ていますが、プログラミングが大好き!というお子さん以外はわざわざ自宅で勉強しなくても大丈夫です。

中学生になるとプログラミングの授業や試験があるので、ある程度の対策は必要になりますが、小学生のうちは授業の内容をきちんと理解し、楽しみながら考える力を身につけられれば十分だと思います。

参考までに

パソコンを使ったScratchのようなプログラミングをやりたい!というお子さんは、スクールや通信教育のタブレット学習がおすすめですよ(੭ˊ꒳​ˋ)੭

スクールを検討中の方はこちらの記事もおすすめです。

全国に教室のあるキュレオプログラミング教室

小学校のプログラミング教育の目的は「考える力」を身につけること

パソコン1

文部科学省の「小学校学習指導要領解説」には「プログラミング教育」について以下のようなことが記載されています。

  • プログラミング言語を覚えるのではなく論理的思考力を養うこと
  • 問題の解決には必要な手順があることに気付きどうすればよいか考える
  • コンピュータ等を上手に活用してよりよい社会を築こうとする力を育むこと
  • 教科等で学ぶ知識や技能をより確実に身につけさせること

論理的思考力(ロジカルシンキング)については「問題の解決には必要な手順があることに気付き、どのように改善していけばより自分が意図した活動に近づくのかということを論理的に考えていく力」と説明されています。

今回の「タグラグビー×プログラミング」も「どのような動きをすれば、どのような結果になるか」をじっくり考えて作戦をたてていますね。

「思考力」は一朝一夕に身につくものではないので、長い時間をかけてじっくり身につけていってほしいです。

論理的思考力(ロジカルシンキング)を身につけると社会に出ても役に立つ

未来1

最近は、企業でも「ロジカルシンキング」を身につけるための研修を行うところが増えています。

ただ、研修を受けたところで簡単に身につくものではないので、ひたすら実践を繰り返して体にしみこませていかなければなりません。

おとなになってから思考を変えるのは抵抗があったり難しく感じる人も多いのではないでしょうか。

子供のうちからロジカルシンキングを鍛えておくと、将来こんないいことがあるよ!

  • プレゼンテーションのときの説得力・提案力が増す
  • 主体的に考える力が身につく
  • コミュニケーション能力があがる
  • 分析力・理解力が高まる

基本的なことではありますが、社会人になってこれらのことが自然にできると、人間力の高い優秀な人材として評価もされます(⑅•ᴗ•⑅)

子供の「今」だけでなく「将来」も見据えた学習はとても大切ですね。

おすすめの記事