小学校でプログラミングがはじまったことで、大人も子供もプログラミングに興味をもつ人が増えてきました。
そこで、今回はお手頃価格で手に入る小学生におすすめの「プログラミング用キット」をまとめました。
これぞプログラミング!という「micro:bit」をはじめ、「ロボットプログラミング」「ドローン」などいくつかのジャンルから集めたので、お子さんが楽しめる教材を見つけてくださいね。
目次
親子で楽しめる!プログラミングできるLEGO「レゴブースト」 対象年齢:7歳〜
レゴ好きのお子さんなら、遊びの延長でプログラミングが学べる「レゴブースト」がおすすめ。
搭載されているプログラミング動作は60種類以上で、5種類のモデルに組み換え可能です。
他のレゴの組み立てセットとも互換性があるので、レゴがたくさんあるおうちなら組み換えデザインの幅も広がりますね。
組み立て説明書・ プログラミング機能は、iOS /Android /Kindle Fireなど対応の無料アプリを利用します。
- 日本語対応
- 専用アプリ(無料)はスマホがあればOK
- 搭載されているプログラミング動作は60種類以上
- 組み替えられるモデルは5種類(ロボット・子猫・ギター・ブースト車・ブロック組み立てマシン)
- 他のレゴの全ての組み立てセットと互換性あり
メーカーの対象年齢は「7~12歳」なので、レゴ好きの小学生にぴったりの知育玩具です。
おとなの私でも「おもしろい!」と思える内容で、組み立てやプログラミングだけでなく、タブレットでラジコンのように操作ができたりと長く楽しめます。
ロボット教室に通わせたいけれど、お月謝が高いし・・・と迷っている方は、まずは「レゴブースト」で興味をもつか試してみるのもありだと思います。
micro:bit(マイクロビット)初心者向けキット 対象年齢:8歳〜
micro:bit(マイクロビット)は、イギリスのBBC(英国放送協会)が自国のコンピューター教育のために開発した、手のひらサイズの子供向けマイコンボード(基盤)です。
サイズは約5.2cm×4.3cm。
日本でもプログラミング必修化をきっかけに、学校でのマイクロビットの導入が進んでいます。
自宅で気軽にチャレンジできる「micro:bit はじめてセット v2対応版」は、お子さんへのプレゼントにもおすすめです。
〈micro:bit はじめてセットのおすすめポイント〉
- カリキュラムに必要なパーツがこれ1つですべてそろう
- わかりやすい学習教材つき
- 高いレベルの工作にチャレンジできる
メーカーの対象年齢は「8~18歳」ですが、低学年だと最初は保護者がついて一緒にやってあげないと難しそうなので、ひとりでやるなら高学年くらいからが良いかもしれません。
※注 こちらは最新の「v2対応版」ですが、同じ商品で旧版の「v1.5」の商品があるので、ご購入の際はお気をつけくださいね。
micro:bit(マイクロビット)基盤本体のみ
micro:bitの基盤だけあれば十分という方にはこちらがおすすめ。
ご自宅にマイクロUSBケーブルがあればすぐに使えますよ。
micro:bit V2.21は、スペックも使用方法も従来モデルmicro:bit V2と同じですが、コロナの影響で部品供給不足により、構成部品の1つのICが変更になりバージョン名も変更になったとのことです。
従来のmicro:bit V2の方が販売数も多く、値段も多少お安いのでご参考までに。
教材メーカーが作った「はじめてのプログラミング工作」対象年齢:8歳〜
アーテックという教材メーカーが作った、小学校プログラミング教育対応の工作キット「スタディーノライト」。
初心者向き入門ガイド付きのオールインワンパッケージなので、簡単にはじめられるのがおすすめポイント。
「ロボットカー」や「クッキングタイマー」などいろいろな形に変化させることができ、プログラミングをすることで動きを加えられます。
プログラミングに使用するソフト「Studuino Lite ソフトウェア」については、アーテックの公式ページや取扱説明書にわかりやすく記載されているのでご安心ください。
参考までに、公式ページ内の「Studuino Lite ソフトウェア」の画面がこちら。
赤枠で囲った「プログラムを作成」をクリック。
↓
プログラム作成画面が出てくる。(Web上で操作するのでダウンロードは不要)
Studuino Liteは、Scratchをベースとしているので、取り組みやすいと思います。
模型・プラモデルメーカー タミヤの「マイコンロボット工作セット」
業界大手のタミヤから発売されているプログラミングロボット。
接着剤を使わずに、ネジ止めとはめ込みだけで簡単に組み立てられます。
プログラミングは少し難しいようで、初心者や低学年のお子さんは大人と一緒にチャレンジしたほうがよさそうです。
とは言っても、タミヤの公式ページに「プログラミング集」も載っていて、ダウンロードして使用できるので、プログラミングが組めないよー!と頭をかかえることはありません。
また、プログラミングをより理解するためには、Web上で無料で利用できる「Make code」のチュートリアルをやってみるよう公式ページに説明があるので、心配な方は試しにやってみてくださいね。
Make codeのチュートリアルとはこんな画面です。
もし、英語表記になっていたら、PC上で日本語に翻訳をすればスムーズに作業ができます。
参考までに、ハートを点滅させるというチュートリアルをやってみましたが、アラフィフ主婦でも1分かからずにできましたよ♪
自分で組み立てるロボットプログラミング 対象年齢:10歳〜
micro:bit(マイクロビット)で動く6足歩行ロボットを作るキット「プログラミング・フォロ」。
パーツがバラになった状態なので、ロボットを一から作り上げるところからはじめます。
工作時間目安は約3時間なので、できあがったときには達成感が得られますね。
赤外線センサーつきで、360度旋回もできたりと、完成させるのが楽しみなロボットです。
ただ、micro:bitは付属されていないため、お持ちでない方は別途必要になりますのでご注意くださいね。
上の方にmicro:bit単品の紹介もありますので参考にしてください。
ドローンでプログラミング!「Tello(テロ)」
ドローン最大手のDJIとIntelの技術がつまったトイドローン「Tello」は、Scratchを使った簡単なプログラミングも行えます。
ドローン自体は「トイドローン(おもちゃのドローン)」なので、初心者向けではありますが、お子さんが飛ばす分には十分なスペックだと思います。
対象年齢は明記されていませんが、DJIの公式ページでは「子供に適したドローン」となっています。
Amazonの口コミもとてもいいので、気になる方はチェックしてみてくださいね!
2022年6月20日より100g以上の無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の登録が義務化されます。
詳しくは国土交通省「無人航空機の登録制度」をご一読ください。
ちなみに、こちらのTelloは81.6gなので、登録不要です。
子供向けプログラミングキットの選び方は?
いくつかご紹介しましたが、だいたいどれも「Scratch」か「micro:bit」を利用します。
パソコン上でプログラムをするだけでいいなら「Scratch」で遊べるキットで十分ですし、組み立て作業が好きなお子さんなら「ロボット」や「レゴ」がおすすめです。
どれを選んだとしても、自分で考えてプログラミングや工作をするので、立派な学びになります‘٩꒰。•◡•。꒱۶’
お子さんが何をやりたいか、親が何をやらせたいかによって選ぶキットがかわってくるので、ぜひ、お子さんにあったプログラミングキットを見つけてあげてくださいね!